お金持ちになるために意味のある節約と意味のない節約とは!?
お金持ちになるには大きく分けて3つの方法があります。
- 稼ぐ
- 使わない
- 増やす
シンプルに考えてみると、お金持ちになるには、『稼ぐ』か『使わない』か『増やす』かのいずれかの方法しかないことがわかります。
もちろん、各方法を実践するためのアプローチは無数にありますが、基本的にはこれら3つに分類できます。
このなかで、『稼ぐ』と『増やす』は非常に大きな効果がありますが、実践するまでに時間がかかり、それ相応の努力が必要になります。
一方、『使わない』という方法に関しては、簡単に実践できるだけではなく、その効果には即効性があります。
そこで今回は、『お金持ちになるための節約』について紹介したいと思います。
お金持ちになるには節約が最優先!
お金持ちになるためには、『稼ぐ』・『使わない』・『増やす』という3つの方法を組み合わせる必要があります。
効果が大きいのは『稼ぐ』と『増やす』なのですが、これら2つは効果発現までに時間がかかるだけではなく、初期投資が必要になる場合が多いです。
一方、『使わない』というアプローチは即効性があります。
そのため、お金持ちを目指している人たちは、まず『使わない方法』を考えることが重要です。
投資するまえに節約するべき理由

*)株式投資の未来/ジェレミー・シーゲルより
一般的に米国株投資の平均リターンは『5%~7%』だといわれています。
これはつまり、リターンが5%の場合、500万円の投資をすると年間25万円の利益が得られるということになります。
年間500万円の投資をして『やっと25万円』です。
多くのサラリーマンの年収より大きな金額を投資しても、『年間25万円しか』手に入らないのです。
もちろん、お金持ちになるためには、投資のスキルを学ぶ必要があります。
しかし、資産規模が小さい間は、いくら投資してもそれ相応の利益しか手に入りません。
*)5000万円投資ができれば250万円のリターンが得られるので、十分生活が可能です。
そのため、投資の知識や稼ぐスキルを身につけると同時に、節約を始めることが重要なのです。
格安スマホだけでいくら『儲かる』?
お金持ちになろうとする人たちは、『投資の方法』や『稼ぐ方法』を知りたがります。
セミナーに通い、本を買い、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談します。
しかし、現実的にはその効果は乏しく、いつまでたってもお金持ちにはなれません。
それはなぜか?
『お金を使っているから』です。
たとえば、携帯電話の代金が1台あたり毎月1万円だとしましょう。
夫婦2人分と場合によっては子供の分が必要ですよね。
毎月の携帯料金が2万5千円だとすると、12ヶ月で30万円が必要です。
年間30万円という金額は、500万円をリターン5%の株式に投資する以上のインパクトがあります。
30万円という金額は、給料が1ヶ月分余分にもらえることに相当します。
そして何より…
節約して手に入れた30万円は『非課税』です。
投資やビジネスで手に入れた30万円は課税対象であるため、実際に手に入るのは30万円より少ない金額です。
これが節約のインパクトです。
お金持ちになるための節約とは?
お金持ちになるためには節約が効果的であることは間違いありません。
しかし、『節約方法』を間違えてはいけません。
たとえば…
ガソリン代を節約するために『レギュラー価格が2円やすい』ガソリンスタンドに30分かけていくこと…。
大特価のトイレットペーパーを買うために大行列に並ぶこと…。
ポイントを貯めるためにコンビニで買い物をすること…。
旅行が好きでもないのに、旅行代金を節約するためにGotoキャンペーンを利用すること…。
これらはお金持ちになるための節約ではありません。
もちろん、それ相応の節約効果はありますが、人生に変化をもたらすほどの効果はありません。
家・車・スマホ・保険を見直すべし!
お金持ちを目指す人が見直すべきは『大きな固定費』です。
具体的には『家・車・スマホ・保険』に使っているお金を見直すことです。
- 家賃高すぎませんか?
- 本当にその車両(バイク)は必要ですか?
- なぜ格安スマホを使わないのですか?
- その保険は“なんのため”に?
これらの大きな固定費を見直すことで、年間数十万円から数百万円の節約が可能になります。
ガソリン代やセール品の調査に時間を使うのであれば、少しでも保険の勉強をしましょう。
お金持ちになるための節約をしよう!
節約が趣味という人はどんどん節約すれば良いと思います。
私自身は節約が趣味であり、細かい費用を管理して節約すること自体が楽しいので、冷蔵庫を高速で開け締めしています。
しかし、これはお金持ちになるためにやっているわけではありません。
これらはあくまでも趣味の節約にすぎません。
お金持ちになるための節約は『大きな固定費の削減』です。
今すぐ、できることから始めてみましょう。